第五十三話 歳神様をお迎えする 松飾りの飾り方
歳神様を迎える準備についてです。 まず門または玄関の左右に門松を飾ります。 門松は「神様のお越しを松(待つ)」 という意味もあり、感謝の気持ちで 歳神様をお迎えするためのものです。 門松は「神様の依(よ)り代」や「安息所」 と言われることもあります。...
第五十二話 お正月の「一夜飾り」はなぜダメか その2
「一夜飾りがなぜダメか」 その理由は、 「新しい年の歳神様が大晦日の早朝に 来られるからです」といいました。 ではなぜ大晦日なのでしょうか。 なぜ元旦ではないのでしょうか。 それは大晦日の一日で、 新旧の歳神様同士の引き継ぎが 行われるからです。 ...
第五十一話 お正月の「一夜飾り」はなぜダメか その1
大晦日に門松やしめ縄を飾る 「一夜飾り」はよくないと 昔からいわれています。 その理由は 「お正月の神様をお迎えするのに、 たった一夜では誠意にかける」とか 「一夜で急いで準備を行う 葬儀を連想させる」など、 いろいろな説があります。 さらに十二月三十日は...
第五十話 厄年は、人生の大事な役目をもらう「役年」
厄年というと、一般には 「災厄の年」だという考えが 浸透しています。 だから災厄が降りかからないように 「厄祓いをしてもらう」 と思われています。 しかし本当の“やく年”は、 人生において大事な役目を授かる年。 だから「役年」なのです。 ...
第四十九話 神棚には、どの神様を祀ったらいいか
神棚にお祀りする神様(お札)は、 次のように絞った方がよいです。 三社の場合は基本的に、 中心に天照大御神様 右側に、産土の神様です。 一社の場合は、前に天照大御神様 後ろに産土の神様のお札を置きます。 このお祀りの仕方なら、神様の序列の問題は起こりません。...
第四十八話 神様は、たくさんお祀りする方が、ご利益がありますか?
神様のことに熱心な人ほど、 神棚の上にはたくさんのお札がある。 そんな傾向があるようです。 実は、私の祖父もそうでした。 大きな神棚の上には、 何枚もの神様のお札と共に、 破魔矢、だるまなどが 所狭しと並べられていたそうです。 神様がたくさんいれば、 ...
第四十七話 古いお札は、どうしたらいいの?
暮れには、神棚のお札を入れ替えますが、 古いお札はどうしたらいいのですか? こんなご質問を頂きました。 古いお札は、半紙(あるいは白い封筒) などで包んで神社に持っていきます。 年末になると神社の境内には、 「古札受け所」が作られます。 ...
第四十六話 新しい年の準備、しめ縄の選び方
今日は、しめ縄の選び方です。 年末になって出店やスーパーなどで、松飾りやしめ縄が売り出されます。 ただ・・これらのほとんどは外国製。 国産のしめ縄は、年末になると余り出回っていません。 しめ縄で一番おすすめなのは、 (1)国産で、中まで青わらで作られている物。...