

第五十九話 伊勢神宮の二十年式年遷宮とは
伊勢神宮では、二十年式年遷宮といって、
二十年ごとにお社を新しく建て替え、
そのたびに神様の魂も新たに蘇る
といわれます。
一般にお社を新しくする時には、
同じ場所に立て直しをしますが、
伊勢神宮の場合は、
左右にまったく同じ規模の敷地を持ち、
右の敷地から左の敷地に、あるいは
左の敷地から右の敷地に遷座
(神様の場所が移る)していきます。 新しいお社が建つと、今までの古いお社は
取り壊されますが、中心である
心の御柱(しんのみはしら)は
回りを小さく囲って次のご遷宮の時まで
そのまま残しておきます。
次のご遷宮は約二十年後。
その時にこの「心の御柱」を中心にして
新たなお社をつくっていきます。
だから寸分違わずに元の所に
お社を建てることが出来るのです。 #神様への祈願の仕方 #神棚の祀り方 #神社参拝の仕方 #全記事一覧


第五十八話 経営者の参拝 このお参りで精神の柱を作る その1
「経営者にとって、
精神の柱を作れるお参りの仕方」
そんな方法があったら知りたいですか?
それはどんな方法でしょうか?
どこに行けばいいのでしょうか?
それは実に質素な、シンプルな場所。
パワースポットと呼ばれる所ではありません。
伊勢神宮の二十年式年遷宮と
関係があるところです。 (第59話 伊勢神宮の二十年式年遷宮とは) 今、伊勢神宮の外宮に行くと、
パワースポットといわれる石が参道にあり
たくさんの人が集まっています。
その反対のところに目を向けて下さい。
新しいお社の手前の空き地に
板で囲った小さな小屋のようなものが
ポツンと見えます。 ほとんどの人が立ち止まることもない
質素なところですが、 奧に建てられた
新しいお社にお参りする前に、
この場所の前に立って
心を鎮めてみて下さい。
(本当は内宮のほうがよいのですが、
今、内宮では目にすることが出来ません)
この一見何でもないところは、
経営者が新たな誓いを立てるのに
大変に意義あるところです。
私も、これは今までご一緒にお


第五十七話 一月二十一日の鏡開き
「なぜこの時期に鏡開き? もう鏡開きはとっくに 終わったではないか」 と言われるかもしれません。 今日のお話しは、 9日のブログで、「鏡開きで 【そこに込められた神様の力】を 全部頂き方は、二十一日に」 とお伝えし、鏡開きを 待ってくれていた方へのものです。 お待たせしました。 大事な力、総て受け取って下さい。 今日はそのやり方をお伝えします。 まずは鏡開きを行う人ですが、 必ず一家の長、会社の長が行います。 これは副社長であっても 「副」の人ではもらえない、 家庭では「奥さん」が 代行出来ない行事です。 絶対に家長、社長が行って下さい。 実質奥さんが実権を握っていたとしても、 絶対にやらないで下さい。夫がします。 ただし夫が亡くなっている場合は、 奥さん、お母さんが家の長として 家を支えているわけですから 行って下さい。 (息子がいる場合は、その子が 十五才になったときに「家長」を交代します。) 次に鏡開きのやり方。 一般に「鏡開きは、包丁で切ると 切腹に通じるから、木槌(きづち)で 叩くのがよい」といわれていますが、 その前の儀式こそが大事。

第五十六話 鏡開きは、いつしたらいいの?
鏡開きは、一般に一月十一日。
そう思っている人が多いと思います。
でも、その日に鏡開きをすると、
神様から授かる力は半分に
なってしまいます。
その理由は…
鏡餅の形を見て下さい。
丸餅が上と下に二つ重なっている
重ね餅ですね。
丸い形は、鏡を意味します。
神様の魂を表しているとも
言われています。 上のお餅には、太陽系の神々様が、
下のお餅には、月系統の神々様が
それぞれお力を入れて下さいます。
日(太陽)は、昼を、
月は、夜を明るく照らします。
鏡開きは「長」の人が行う行事。
会社なら社長、家庭なら家長(かちょう)が
行います。
一人暮らしの方は、もちろん
その人が行います。
「長」として、社内や家庭内を、
昼も夜も、明るく照らしていく力を
そこで授かるのです。
実は、「十」は、神様を表す数字。
十日間では、
日の系列の神様か月の系列の神様の
どちらか片方の神様の力しか入って
いません。
十一日に開くと、半分の力しか
授かれないのです。
ですからぜ


第五十五話 どんど焼きの煙と共に、歳神様はいなくなる?
歳神様は、その年の福の神様。
本当は、一年間その家にいてくれます。
しかし・・一方では、
「どんど焼きの煙と共に、
歳神様がお帰りになる」
とも言われています。
たしかに松飾りを外し、
歳神様の居場所がどこにも無い場合は、
煙と共に去ってしまうかも・・
しれませんね。
お正月前から、「一夜飾りがいけない」
と暮れの慌ただしい中で頑張って
お迎えしたのに、家の中に
福の神様がいるのはたった七日間、
松の内だけというのは少し残念です。
そうならないように、歳神様の場所を
初めは小さくてもいいから
確保してみては如何でしょうか。
では歳神様は、
どこにいて頂くのがよいのでしょうか。
本当は床の間です。 だからお正月の前に、床の間の掛け軸を
お正月用のおめでたい絵柄のものに掛け替え、
鏡餅も飾ります。 でも今は、床の間がある家の方が少ないですね。 その場合は、どこか小さくてもいいから
ここを歳神様の場所と決めるといいです。
その時にダイニングテーブルの一角などで、
その都度あちこちに動かし


第五十四話 お正月の飾り(門松・松飾り)は、いつ外したらいいのか
今年初めて門松などの松飾りを飾った方、
如何でしたか?
とても清々しい気持ちで
新年を迎えることが出来たと思います。
しかし・・仕事始めとなり、
お正月気分が抜けた時
「飾ったはいいけれど、
いつ外したらいいの」
「はずした松飾り
どうしたらいいの」
と困っていませんか。 しきたりは、代々受け継いでいると
祖父母や親がしていることを
見ていますから自然に出来ます。
しかし今は核家族の家も多く、
こうした伝統が繋がって
いないときには、どうしたら・・
となっても少しも不思議ありません。
ですから知っている人から見たら、
そんな当たり前な事をブログに出すな
と言われそうですが、すこしだけ
おせっかいさせて下さい。
「お正月の松飾りは、
いつ外したらいいでしょうか」
の質問にお答えして
「松の内」という言葉があります。
門松を飾ってある期間を松の内といいます。
関東では一月七日、関西は十五日です。
これは地方によって異なりますので、
わからないときには近くの神社や
県の神