第一話 二十四節気 寒露
二十四節気とは、一般に「農耕作業の為の暦」と思われていることが多いのですが、それ以外にも大事な意味があります。
二十四節気は、文字通り一年に二十四回あります。大事な意味とは、人の身体・心・魂の栄養となったり、目には見えませんが魂の傷や欠けが出来たときに、それを蘇らせてくれる日もあるからです。
日本人は、農耕民族ですので、農耕作業になぞらえられた暦の中に、人が生きて行く上に大事なものや、心や魂の成長などに必要なものを頂いていくのです。
本日は、「寒露(かんろ)」です。
「雨」は、地上のものだけれど、「夜露」などは、「天」から降りてくるものと言われています。「寒露」も、その一つです。
この「寒露」の「露」には、どんな意味があるでしょうか。実は、ものすごくたくさんの意味を含んでいます。今回は、その一つをご紹介します。 潤滑剤のような意味もあり、また自分の中にある錆びつきを取って頂くような意味も含みます。ですから、本当に受ければ身体の錆び、心の錆び、魂の錆びつきなどが、取れやすくなる、そんな日でもあるのです。
身体の錆びは、それが進む