「経営者はどう神に繋がり、人生を切り開いていったらいいか」 その2
前話では、「願いの前に、神との縁を結ぶ」でした。
では、なぜそれが必要なのでしょうか。
神様にお願いしたい場面で
代表的なのは、
「家を建てるときの地鎮祭・上棟祭」
「赤ちゃん誕生の時の安産祈願」
「受験の時の合格祈願」などがあげられます。
この三つに共通していることがあります。
それは「新たな世界を開くための願い」
であること。
新しい住まい、新たな命の誕生、
次の段階への学校に入る為などです。
つまり新たな段階に入るときには、
自分の努力はもちろんですが、
神様の後押しとしての
「人知を超えた力」が必要なことを、
人は無意識でも感じているのです。
そして「神頼みをしてまで
叶えたいと思うことがある」
それは人生を前向きに
積極的に生きている証拠とも言えます。
「現状維持で満足」
「成り行きで何となく過ごせればいいや」
と思っているときには、
神への願いごとは適当です。
確かに中には「100%神頼み」
というどうしようもない人もいますが、
経営者がそれで通るはずがないのは
成功する経営者は、どう神に繋がり人生を切り開いていったらいいか?
よく「経営者が神頼みをするなんて」
と言う人もいます。
しかし経営者が本当に頼るべきは、
自分自身と神様。
もちろんメンターと呼ばれる人に
知恵を借りることは大事なことです。
人生の道しるべを示して頂き、
注意点や気づきを与えてくれる方の存在は、
どのくらい人生や経営を加速させてくれるか
計り知れないほどです。
しかし実際に判断して、行い
乗り越えていくのは自分。
そこに頼るものはありません。
これは経営者に絶対に必要な覚悟です。
その自分の中に、
揺るぎない自分軸をお持ちでしょうか?
そして自分と社員が
夜も寝ずに行うほどの努力を
活かせるために、
人知を超えた力に
繋がっているでしょうか。
日本には、
少し歩けば必ず神社があるくらいの
「神の国」なのに、
案外「神様への正しい接し方」
「願いを叶えるための祈願の仕方」
が知られていません。
だからせっかく祈願をしても、
「気休めだろうけれど、
しないと気持ちが悪いから・・」
といった言葉が出てしまうのです。
「どんど焼き」とは?
どんど焼きは、 昔の小正月である一月の十五日前後に
お正月に飾った門松や松飾りを
神社やお寺に持ちよって燃やす行事です。 「お正月に降りてこられた歳神様は、
どんど焼きの煙と共に天に帰っていく」
といわれています。 また棒にさしたお餅や芋などを、
その火にくべて食べると
その年一年無病息災でいられると
信じられていました。 今日は、そのどんど焼きを行うところが
多いでしょう。 しかし注意して欲しいことがあります。 歳神様は、本来その年一年
その家にいてくれる福の神様です。 しかし神様は、 「念と言霊」で動かれますから、 「この煙と共に天に帰って行く」と思えば、
その家からいなくなってしまいます。 歳神様は、本来その家に一年間いて
福をもたらしてくれる福の神様です。 「では、どんど焼きの煙と共に
神様が天に帰って行くのは誤りか?」
というと、そうではなく、 そのときに天に帰っていくのは
お正月の神様です。 だから小正月を境に
お正月気分も一新されますね。 日本には、 八百万神様といわれるくらい
たくさんの神様がいて、
鏡開きについて
正月に飾った鏡餅は、 木槌などで「鏡開き」をしてから、
汁粉や雑煮にして食べます。 「歳神様の力がこもったお餅を頂いて、 一年間の無病息災が約束される」
と言われています。 この風習は、 武家からはじまりました。 そのため切腹を連想させる 「切る」ではなく、 「開く」という言葉を 用いるようになったのだそうです。 一般に鏡開きは、 一月十一日にすると伝えられています。 徳川幕府の三代将軍、家光公が亡くなった 二十日を避けるために 十一日に変更されたのだそうです。 それ以前は、平安時代より二十一日に 行われていました。 ですから本来は二十一日が 鏡開きをする日なのです。 その理由をお話しします。 まず「十」という数は、「神様」を表し、 「二十」は「二重の」という意味で 「神々様」を表します。 神々様は、太陽(日)系と月系の 二つの系統に分けられ、 上の餅には太陽系統の神様の力が、 下の餅には月系統の神様の力が入ります。 それらが合わさることで、 昼と夜、陰と陽のどちらにも 神様の力があまねく行き渡るのです。 太陽系と月系の神様は、 十日ずつで交


お正月の準備 その3 鏡餅を飾る意味と、買うときの注意点
今日は、お正月に鏡餅を飾る意味と
買う時の注意点です。
せっかくなので、鏡開きの時に、
誰が、何を授かるのかの話も入れました。
だからこそ買うときには、
この点を注意!なのです。
まず「鏡餅」の意味です。
鏡餅は、神様の魂を現し、
上のお餅を「日」に、
下のお餅を「月」になぞらえます。
元旦から、鏡開きの日までの間に、
日(太陽)の系統の神様と、
月の系統の神様の力が入ります。
そして二十一日に、鏡開きをします。
鏡開きをする人は、一家の長。
少し古い言葉ですが、家長がします。
(いくらお母さんが、
その家の中での実権を握っていても、
あくまで家長であるお父さんがします。)
そして会社にある鏡餅の鏡開きは、
必ず社長がして下さい。
どんなに実力があっても、
「副」の人は、授かれないのです。
それは一家の長として、
家族をまとめる力であり、
会社を一つにまとめて発展させていく、
社長としての力だからです


お正月の準備 その2 一夜飾りが、なぜダメか
一般に、「一夜飾りは良くない」
と言われますが、
それは、何か理由があるのでしょうか?
今日は、このご質問に答えて。
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一夜飾りとは、門松などを
元旦直前の大晦日に
飾り付けることです。
一般的にも、それでは歳神様に対する
誠意が欠けるからといわれます。
もちろん早くから準備するのに
こしたことはないですが、
なにかと忙しい年末、
もし、歳神様が、
元旦の朝に来られるのであれば、
大晦日の夜遅くに飾っても、
何とか間に合いますね。
しかし大晦日の夜では、
間に合わないのです。
新しい年の歳神様は、
大晦日の朝一番に来ます。
その理由は、前の年の歳神様と、
神と神との引き継ぎをされるからです。
たとえば受験生がいる場合。
「この家は、長男の○○さんが、
大学受験です。
本人は、頑張って受験勉強をしてきました。
本人が、今まで続けて来た努力が
実を結び合格出来るように、
どうかよ