お正月の準備その4 歳神様は、どこにお迎えするのですか?
「一夜飾りが、なぜダメか」の理由、
なるほどと思いました。 しかし次なる疑問が、生まれました。 自分は、「お正月が終わった後、 (松飾りなどをお焚き上げする) どんど焼きの時に、 煙と共に、歳神様が帰る」 と聞かされていました。 大晦日に歳神様の引き継ぎが あるということは、 ひょっとして歳神様は、
一年間いるのでしょうか? 今日は、このご質問に答えて。 ********************* 「歳神様」というくらいですから、
本当は、その年一年、その家にいてくれます。 ところであなたは、 訪ねた先や職場などで、
あなたの「居場所がない」とき、 どう思いますか? 「居心地が悪い」「いたたまれない」
「早くその場から去りたい」
と思いませんか。 歳神様も同じです。 おまけに人の頭からも、
まったく消えてしまうのですから、 松が開けたら、どんど焼きの煙と共に
いなくなってしまっても
しかたない・・と思いませんか? またもし一年間、 残ってくれたとしても、 大晦日の
新しい歳神様への引き継ぎの時に、
「この家は、一年間、
お正月の準備 その1 門松、松飾りは、なぜ飾るのですか?
一年の締めくくり、新しい年の始まりを 清々しくしたいと思うのは、 けじめをきちんとする 日本人ならではですね。 大晦日までにしておくこと、 お正月の準備など、 いろいろな質問に 次々とお答えしていきます。 今日は 「門松、松飾りはなぜ必要なのですか?」 ****************************** それは新しい年の福の神様を
家に迎え入れるためです。 新しい年の福の神様とは、
毎年交代される歳神様のことです。 門松は、その歳神様が それぞれの家に来るときの目印であり、
お迎えする心を示すもの。 あなたは、新しい年の福の神様を
家の中に迎え入れますか? それとも追い返しますか? 少なくとも玄関に、 門松が無い家は、 「この家は、 私を迎え入れる意志はないのだな」
と、家の前まで来ても、 Uターンされてしまいます。 なにも大きな門の左右にあるような 立派なものでなくてもいいのです。 マンションでも飾れる方法がありますので、 次回写真でご紹介します。 「今年こそは、良い年にしたい!」と思う方、
ぜひ十二月三十日までに、 玄関
出張先で、神社にお参りするときの注意点
私は、神社が好きで
出張先でも、よくお参りをします。 神経を使う交渉の合間などに、
境内を歩くと、本当に気持ちが和みます。 出張先で神社にお参りする時の
注意点などはありますか? 今日は、このご質問にお答えして。
****************************
あなたのように、出張先でも、 神社にお参りされる。そして 静かな境内を歩いて、心が和む、 そんなお参りの仕方は
とても素晴らしいと思います。 それでなくても、 神経を使う出張先、 日本は、全国どこに行っても、
必ず神社があって 本当にいいですね。 ですが、一つだけ
切り替えて欲しいことがあります。 それは「出張のついでに、神社にお参りする」 と思っておられる点です。 一般的にも
「仕事で、九州に行くので
ついでに○○神社にお参りしてきました。」 「旅行のついでに、
ご利益のある神社があったら
行ってきたいのですが・・」 こんなお話をよくお聞きします。 しかしこれで
「ご利益がありますか?」
と聞かれると、 「いえ、あまり期待しない方がいいです・・」
「神社のお参りは、何時までにすませる」といった決まりごとはありますか
神社参拝は、
基本夕方の四時までにすませます。 これは次のような理由からです。 夕方の四時を過ぎると、
神様の世界でも、
昼の神と夜の神が交代するための、 移動の時間に入ります。 ですから神社で手を合わせても、
ゆっくりと心落ち着けての、 お参りがしずらい時間になります。 しかしもし、その四時を
過ぎてしまったときには、
どうしたらいいでしょうか? 私は、一日に何カ所もの
神社を回ることがあります。 そんなときには、
早朝から出発しても、 夕刻の四時までに、
予定していた神社を
回りきれないときがあるのです。 そんなときには、
あらかじめ神様にお願いをして、 四時という時間ではなく、
日没までという、 お日様の運行を取らせて頂き、 お参りしています。 今の季節は、一年の中で
一番昼間が短い冬至に向かっていますので、
夕方四時でもギリギリかも・・しれませんが、 季節によっては、
四時過ぎでも まだまだ明るい時があります。 夏至の頃だと
七時近くまで明るいときがあります。 そのときは、日没までなら大丈夫です。 ただお正