

第三十七話 芒種で破る「殻」とは
こんにちは、藤原美津子です。
気温を見たら、27度! 早くも初夏ですね。衣替えが間にあいません。
暦は、もう「立夏」を過ぎていますから、「夏」を感じるのに不思議はないのですが・・
前回の36話では、二十四節気の「芒種の時には、自分自身の殻を破る機会がある」と、お伝えしたのですが、何人か「自分自身の殻=閉じこもっている」と受け取られて、「私は、あまり殻を破りたいという感覚はないのですが」「そんなに心を閉じていないし、割とのびのびとしているつもりですが」等の連絡を頂きました。ひょっとしたら、あなたもそんな感想をお持ちだったでしょうか?
芒種で破る「殻」とは、あなたが中に秘めている「素質」それをおおっている「殻」のことです。植物の種が発芽する、そのイメージで捉えて下さい。どんなに素晴らしい素質も、殻を破らないと芽が出ませんね。 植物の種は、あんなに小さな種の中に、大木になる素質、美しい花が咲くもの、実がなるものなどが、命の設計図のように書き込まれています。
今は小さな種でも、無限の可能性を秘めているといってもいいですね。人も同じです。で


第三十六話 自分の殻を破りたい人へのヒント 小満・芒種
こんにちは。藤原美津子です。
新緑もさわやかな季節になってきましたね。
まだ梅雨までには少し間があって、一年で一番さわやかな季節。冷房も暖房もいらないから、窓を開けて仕事をしていると木の葉のそよぎが何かをささやいているようで嬉しくなります。(という自然豊かなところに住んでいます)
今日は、ほとんどの人が知らないでやり過ごしてしまう五月の過ごし方をこっそりお教えします。これは五月と言うよりも、二十四節気の小満と芒種に関係するお話、自分の殻を破って現状から抜け出したい方は目を通して見て下さい。 二十四節気としての暦は余りなじみのないと思いますが、一般に言われている農作業に必要な暦だけではなく、それぞれが自分の感性や眠っている力を目覚めさせたり伸ばしたりなどの意味が秘められています。これは主に夏の暦です。秋や冬には、また別の大事な意味がありますから、またその時に・・
ここで少しだけ二十四節気の予備知識を。二十四節気は、二月四日の立春から始まり、月に二回ずつ廻ってきます。その季節を感じさせる名前が付いていることが多いのですが、中に「大」と「小