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第五十話 厄年は、人生の大事な役目をもらう「役年」

厄年というと、一般には 「災厄の年」だという考えが 浸透しています。 だから災厄が降りかからないように 「厄祓いをしてもらう」 と思われています。 しかし本当の“やく年”は、 人生において大事な役目を授かる年。 だから「役年」なのです。 神社でお祓いを受けるのも、 災厄を祓うためではなく、 「役目を頂く前に、 身心を清めるため」です。 やく年には、「前厄」「本厄」「後厄」 とあります。 出来れば三年とも(男性四十二歳、 女性三十三歳の大役の時には、特に) お祓いを受ける方がよいでしょう。

その時には、やく祓いの祈願を 神社に申し込む前に、 神様にあいさつをして 「役年としての祓いを受けさせて下さい」 とお願いして下さい。 残念ながらほとんどの神主さんは 「厄年の厄祓い」と思って おられるからです。 「やく年は、人生における 新たな役目を授かる年」ということは、 今までの人生の延長ではないということ。 より一段上に登るということです。 そこに階段のような段差があると 思って下さい。 大きな役目の人ほど、 階段より大きな段差が 待っているかもしれません。 その時は、飛び越えるほどの エネルギーがいるものです。 それを知らずに、 今までと同じように進んだら、 段差にぶつかったり、こけますよね。 悪いことが続くように感じるのは、 そんな時です。 男性の四十二歳、女性の三十三歳 と言えば、働き盛り。 今までの人生に上乗せして より世の中に貢献して行く、 役年はそんな年です。

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