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第二十二話 四季の巡り 神迎え

八月七日は、立秋。神様のお手配は、「秋」に代わります。 確かに昼間は、猛暑、まだまだ暑さ対策が必要ですが、早朝には秋の虫の声が聞こえはじめたりします。心を澄まして自然を見つめれば、まだ表面に出ていないけれど、新たな季節の訪れを感じることが出来ます。 今、実際にしている人は少ないですが、立春・立夏・立秋・立冬の日には、『神迎え』と言って、季節の神様をお迎えするというしきたりがあります。 各ご家庭でも、四季の神様をお迎えしましょう。大げさなことをしなくてもいいのです。  床の間のある家では、床の間の掛け軸を秋らしいものに替えたり、ささやかな秋の物をお供えして、 「夏の神様、ありがとうございました。秋の神様、どうぞよろしくお願い致します」とご挨拶すればいいのです。 床の間がない時には、家の中でどこかここというところを決めましょう。 (神様をお迎えするのに、ここが一番良いと思う場所を探して下さい。) 大事なのは、神様をわが家にお迎えする心、形はそれを現したものです。 ささやかでも、心を込めて「神迎え」をしていると、季節の巡りと波長が合うだけでなく、今まで感じられなかったことに、感応出来るようになっていきます。 日本人は、本来自然の中に神を感じる民族、特別な感性を持っています。ぜひその本来の力を蘇らせていきましょう。

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