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お盆の時期の手土産は、どんな心配りが必要ですか?

お盆の時期の 手土産を渡すときのことで、 こんな質問を頂きました。 この記事を受けての お問い合わせです。 お盆でお供えした食事は、 下げた後で食べていいですか? お盆にお訪ねする時のお土産は、 「ご先祖様にどうぞ」と差し出されて 仏壇の前に供えられます。 その後で、「お下げします」と言って下げて みんなでいただきます。 ←これが宜しくないわけですね。 お盆に持って行くお土産は、 ご先祖様へはお線香。 生きている方々へは、 素直に「みなさんへ」と言って お持ちした方がよろしいと言うことでしょうか?

********************************** はい、そうです。 おっしゃられるように、 出来ればご先祖様には、 お線香などをお持ちし、 お菓子などは 「どうぞ皆さんで」とお出しするのが 良いと思います。 (ご先祖様には、その中から一つか二つ お皿にのせてお出しすれば 充分召し上がって頂けます) ただし手土産などをお渡しした後は、 相手の方のやり方に お任せをして下さい。 つい「それは・・」 と言いたくなりますが、 その家の習慣として、 「頂き物は、まずご先祖様へ」 という家であれば、 その思いを尊重した方が良いからです。

本当は、この時期にお供えした物は 食べない方が良いのですが、 お盆は年に一回ですし、 それ以外の時期は 「まずご先祖様へ」 という心の方が大事だからです。 子供さんも、それを見て育ちますし。

また親戚の方が 「どうぞご先祖様へ」と言って出されたら、 そのままお仏壇に供えて下さい。 日本人は、なにより心を大事にします。 相手の方が「ご先祖様へ」 と言ってくれた思いの方を ぜひ尊重して下さい。 せっかくの頂き物なのに・・ (あとで食べにくい)と思うかもしれませんが、 新盆などの時には、特に 「旅立たれたお父様に、これを」 と言って下さる方も多いでしょう。 ありがたくお仏壇にお供えして下さい。 モノより心というとおかしいですが、 贈答品はもともと、 感謝などの心などを託すものです。

地方によっては、 お盆の時期はお仏壇とは別に 盆棚を作って、 そこにお盆の時期だけお迎えするところもあります。 そのときには盆棚の方ではなく、 お仏壇の方にお供えして下さい。

中には「お盆の時期にお供えしたものは、 ご先祖様からのありがたいものだから、 お下げしたら、お食事などは 残さずに全部食べなければならない」 と思っている方も多いのです。 ちょっと困りますね。 そのときは、先のブログの記事 お盆でお供えした食事は、 下げた後で食べていいですか? をさりげなく見せて差し上げて下さい。 先祖の方とも、親戚の方とも どうぞよい交流となりますように・・

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