鏡開きについて

正月に飾った鏡餅は、

木槌などで「鏡開き」をしてから、 汁粉や雑煮にして食べます。

「歳神様の力がこもったお餅を頂いて、

一年間の無病息災が約束される」 と言われています。

この風習は、

武家からはじまりました。

そのため切腹を連想させる

「切る」ではなく、

「開く」という言葉を

用いるようになったのだそうです。

一般に鏡開きは、

一月十一日にすると伝えられています。

徳川幕府の三代将軍、家光公が亡くなった

二十日を避けるために

十一日に変更されたのだそうです。

それ以前は、平安時代より二十一日に

行われていました。

ですから本来は二十一日が

鏡開きをする日なのです。

その理由をお話しします。

まず「十」という数は、「神様」を表し、

「二十」は「二重の」という意味で

「神々様」を表します。

神々様は、太陽(日)系と月系の

二つの系統に分けられ、

上の餅には太陽系統の神様の力が、

下の餅には月系統の神様の力が入ります。

それらが合わさることで、

昼と夜、陰と陽のどちらにも

神様の力があまねく行き渡るのです。

太陽系と月系の神様は、

十日ずつで交代されるので、

十一日に鏡開きをしてしまうと

片方の神様の力しか頂くことができません。

そのため日と月の両方の力がそろう

二十日までお供えして、

二十一日に鏡開きを行うのです。

鏡餅は、必ず家長(会社は、社長)が

行います。

いきなり鏡餅をたたき割ったりせずに、

まずは心を鎮めて鏡餅に正対します。

そしてかしわ手を打ち、

「ただいまから鏡開きをさせて頂きます。

家長として(社長として)

家族(会社)をいかなる時でも明るく照らし、

束ねていくことが出来ますよう

よろしくお願いいたします。」

というふうに挨拶し、

鏡餅を通して神様の力を受け取って下さい。

木槌で叩いて小さくするのは、

その力を受け取ってからにして下さい。

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