「日本人は、なぜこんなに時間に正確なのか?」と問われたときに
「日本人は、なぜこんなに
時間に正確なのか。
電車の時間も、ほとんど狂わない。
数分遅れても、
お詫びのアナウンスが流れる。
外国では、一時間二時間の遅れは
そんなに珍しいことではないのに、
なぜそんなにこだわるのですか?」 と聞かれました。
時間に正確なことを
批判された訳ではないと思いますが、
日本人の価値感として、
外国の人に「なるほど!」
と思われる説明の仕方はありますか。
今日は、このご質問に答えて。 ***********************************
外国の人から見てわからないことの中に、 日本人の時間に関する価値観があるようです。
日本人は、数分列車の到着が遅れても、 お詫びのアナウンスがある。
私達が当然と思っている 時刻通りに電車が来るのは、 外国では奇跡だともいわれます。
中には一時間、二時間の遅れは、 当たり前の所があるそうですね。
だから「五分十分遅れた位で、 なぜそんなにこだわるのか」
と問われます。
私も外国生活が長い(日本)人から
「日本人は、五分十分くらい・・
融通が利かないのですよね」
と言われたことがあります。
日本では、昔から
「時は金なり」といわれます。
その意味は「時は、お金と同様に
貴重なものだから、
無駄にしてはならないという戒め」
しかし外国でも「Time is money」 と言われているのですね。
お金に匹敵するものを粗末にしていい?
と突っ込みたくなりますが・・
ですから日本人が、
五分十分にこだわる理由は、 もっと他にもあるのです。
それは「時は、命なり」だということ。
私達が生きていられる時間は 限られています。
今この瞬間にも どんどんカウントダウンされている。
その命の時間を粗末にしない。
自分の命を大事にするとともに、 相手の人の命の時間も大事にする。
それが日本人が
無意識のうちに持っている
価値感、美意識です。
五分十分にこだわるのは、
自分だけでなく、
相手の人の命の時を
無駄にしてはならない
という考えが根底にあるからです。
そうお答え下さい。