事業継承 親が子に、社長を譲るまえに知っておきたいこと

まだ先のことですが、 いずれ社長を息子に譲るつもりでいます。 息子は、今三十三歳です。

人は悪くはないのですが、 経営者としてみたときには、 まだまだという感が どうしてもぬぐえません。 息子にどうしたら(次期社長の)自覚を 持たせることが出来るでしょうか? 今回は、このご質問に答えて (この方は、息子さん家族が 近くに住んでいて、 お孫さんもいらっしゃるそうです) *********************** 次を託す息子さんの 「経営者としての自覚を どう育てたらいいか」という事ですね? 実は、事業継承を考える時に、 「次の後継者」のことだけを考えていると、 本当の答えは得られません。 あなたの場合は、息子さんですから、 どうしても「頼りない」「物足りない」 「まだまだ甘い」 としか見えないでしょう。 ですから次の後継者として、 「息子に自覚を持ってもらいたい」 と思った時には、 次の事を考えて下さい。 それは、「息子の次にも目を向けること」です。

つまり次を考える時には、 次の次を同時に考えて欲しいのです。 息子さんには、 「次の後継者はおまえだ。 しかしおまえは、将来 幸太(孫の名 仮名)に、 会社を引き継がせるのだぞ。 そのときに胸を張って、 渡すことが出来る会社に育てておけ。 それは次期社長としてのおまえの責任だ。」 と言い切るべきです。

息子さんに、このことを伝えるのは、 二つの大きな効果があります。 一つ目は、息子さん自身が、 二十年以上先のことであっても、 自分の子供に 会社を引き継がせようと思った時、 自分が社長でいる二十年なりの期間に 何をしておかなければならないかと 無意識でも考えるからです。 息子さんの親として思い、 親の責任に訴えて下さい。 もう一つは、 譲る人の気持ち、 つまり現社長であるお父さんの気持ちが、 何分の一かでもわかるからです。 「社長を譲る」だけでは、 うるさいオヤジに 頭を押さえつけられている感が どうしても抜けないでしょう。 だから息子さんは、お父さんの話に 心の中で耳をふさいで、 実は半分も入っていないはずです。 しかし次は自分が、 自分の息子に譲るとなると、 全く別の視点がうまれます。

譲られる側ではなく、 譲る側の立場として、 初めて反対の立場から ものをみることが出来ます。 次の次。 お孫さんがまだ小学生でもいいのです。 その頃から 「この会社は、父さんの次におまえが継ぐのだよ」 と息子さんに言わせるようにして下さい。 (現社長である、あなたが言ってダメです) 事業には、短期計画、中期計画、 長期計画とありますが、 人はどうしても目先のことに 感情を動かされがちです。 なかなか中期、長期には、 目がいきにくいのです。 物足りないと思われるのは、 「息子さんが、まだ目先のことしか 考えていない」からではないですか? しかし二十年後なりに、 今は小学生でも、自分の息子に 会社を引き継がせるとなった時には、 少なくとも二十年後まで 企業が存続していなければなりません。 自分の代だけなら 「何とか食べて行かれればいいや」 となる人も、

「子供に引き継がせる時に、 恥ずかしくない会社に育てておかなければ」 となると全く違う発想が出てきます。 その人の中に入る力も 覚悟も変わってくるのです。 息子さんに継がせることしか 考えていないと、 「親父が言うから、(しかたなく) 会社を継いでやったんだ」 となるかもしれません。 でも「次の次」を考えたときには、 どうでしょう。 息子さんは、自分の息子に 「しぶしぶ会社を継いでやったんだ」 といわれたいでしょうか。 反対に立場にたってみると、 それはこの上もなく 父を悲しませる言葉であることに 息子さん自身が気がつくでしょう。 そしてより将来 自分の子供に継がせるときに、 恥ずかしくない会社に育てなければ」 となるはずです。 実際にこれをして、 今まで対外営業などとんでもない。 親が作った事業の流れの中で ほとんど外に出ず、 成り行きに任せていた人が、

新たな顧客獲得の為の行動をはじめたり、 経営の基礎を自主的に学び直したり ということをはじめた方がいらっしゃいます。 人は、人に言われて学んだことは、 十分の一も入らないけれど、 自分から自主的に学ぼうとしたことは、 その何倍も本人の身につくものなのです。 どうぞ頑張って下さい。 そして長期に繁栄する会社として ますますご活躍されますように・・

*********************************** ◆ 神様のこと、神社参拝、神棚のこと  そして年中行事をはじめとする  日本のしきたりのことなどで、  分からないことやブログで  記事にして欲しいことはありますか?  ぜひお気軽にあなたの声をお寄せ下さい。  お待ちしています。 ご意見・ご質問はこちら

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