経営者は、神とどう関わるべきか その3 大きな勝負をかけると
経営者は、神とどう関わったら
いいでしょうか? 私は、初詣以外は、 神社に行くことは、ほとんどありません。 そして今まで神頼みは 一度もしたことがありません。 経営者は、神とどう関わるべきか 経営者は、神とどう関わるべきか その2
松下幸之助氏 ************************************* 戦国武将は、その決断に、 お家存続をかけて、 経営者は、その決断に、 企業存続をかけてと、 相通ずる面がありますね。 そこで今日は、 戦国武将、織田信長の話から ご紹介します。 信長は、神を神とも思わないほど、 自分のみを信じて突き進み そして叡山焼き討ちなどで、 仏敵と呼ばれたほどの人でした。 その信長が、 本気で神様に祈ったのではないか と思われる場面があります。 それは織田信長が名をあげ、 勝利を収めた有名な戦いで、 桶狭間の戦いの時です。 そこで自軍の数倍の兵力を持つ 今川義元を破り、 破竹の勢いを得ました。 しかし戦いに臨むときには、 今川義元に服従するか、 玉砕するかという位の背水の陣でした。
戦いに臨む前に、 熱田神宮に戦勝祈願をしています。 このときの信長の覚悟は、 おそらく側近の人といえども、 受け止められないほど 厳しいものだったでしょう。 一人で決断し、 自分はもとより、 自軍すべての命を一身に預かり 戦いに臨むのですから。 「この決断が正しいかどうかわからない。 しかしこのすべての責を負います」
その覚悟を持って、 神の前に立ったことでしょう。
そして熱田の神には「勝たせたまえ」 「われに勝利をもたらせたまえ」
と、これ以上ないくらい 真摯に祈願したと思われます。 そしてすべての迷いを断ち切り 敵陣に乗り込んでいきました。 結果、いきなり今川義元の本陣をついて 義元の首をあげ、大勝利を得ました。 すべての責任を自らが負う覚悟で、 真摯に神に祈る。 そして迷いを断ち切り、 事に臨むという点で、 経営者が神とどう関わるかという、 ご参考の一つとなると思います。 そして迷いを断ち切った後は、 「勝つ!われに続け!」 そこからは自らを信じて 自分と自分の部下 すべての命をかけて臨む。 その潔さが、本番に強く 自分の何倍もの敵を打ち破るという 強運を引き寄せられました。 経営者は、時として このくらい厳しい決断の場、 勝負の場面に出会うことも あるかもしれません。 職場は、戦場だと言った方が いらっしゃいました。 普段神頼みをしていない、 初詣以外神社に行ったことがない という方にも、 大きな勝負の時があるかもしれません。 そんなときのご参考にして頂ければ と思います。 真摯に神に祈り、
そして迷いを断ち切ると。 *********************************** ◆ 神様のこと、神社参拝、神棚のこと そして年中行事をはじめとする 日本のしきたりのことなどで、 分からないことやブログで 記事にして欲しいことはありますか? ぜひお気軽にあなたの声をお寄せ下さい。 お待ちしています。 ご意見・ご質問はこちら