ものごとを始めるのに、縁起のよい日とは
何か大事なことを始める日、
たとえば人生の門出としての結婚式や、
会社での2代目の就任式 (社長交代式) 造船ならば進水式など。
できるならば、縁起のよい日、 幸先のよい日を選びたいものですね。
そうしたことでは、大安吉日、 それに対しての仏滅などがありますが、
では神道でのよい日 というのはあるのでしょうか。
はい、あります。
それは数霊(かずたま)といって、 数が表す意味を読み解くのです。
では、なにかを始めるのに、 幸先のよい日ですが、
たとえば八日。
末広がりの八であり、 8なら、無限大を意味して、
どちらも新しい事を始めるのに、 とてもよい日(数)と言えます。
一(ひ)・二(ふ)・三(み)・四(よ) と読んでいくと、
五(い)・六(む)・七(な)・八(や) と続きます。
だから、一から七の間は、 一(ひ)七(な)と読みます。
ひな「雛」の意味もあります。
そして八で、開く。
つまり一から七の積み上げを 八で開く。(表に出す)
雛から、大人になる という意味も込められています。
ですから、結婚式でも、 社長の交代式でも、
八のつく日は、新しい門出に、 とても相応しい日です。
でも、少しだけご注意下さい。
もしも、その日が、 仏滅などと重なったとき。
人によっては、 何もよりにもよって、
仏滅の日に、 結婚式をしなくてもいいのに、
社長の新任をしなくてもいいのに、 と気にされる人がいらっしゃるはずです。
「そんなことは、気にしなくていい」 と言われるかもしれませんが、
ものごとを始めるのに、 縁起のよい日を選びたい と思う人の心の中には、
旅立ちをした後は、 良いときも悪い時もある
そして嵐の日もあるということを 誰もが知っているからです。
だからこそ、縁起のよい日を選び、 どうか、その先の波風、厳しい時を、
乗り切れますように という願いが込められているのです。
縁起のよい日を選んで、 旅立ちとしたいのは、 そうした人の願いの現れ。
人の努力はもちろんですが、 神様からの目に見えない後押しを受けて、
より幸せをつかんで欲しいですね。
今回は、八(開け)の話。
外国のラッキーセブンとは、 少し趣が異なる 日本式の開運の日の話でした。