産土の神様の神社が、さびれている時には、どうしたらいいの?
前話では、
産土の神様はその土地を守り、
そこに住んでいる人の願いごとの
窓口になってくれる
とても大事な神様である
とお話ししました。
しかし産土の神様のお社が、
とてもさびれている時には、
どうしたらいいでしょうか?
あまりないかもしれませんが、
次のような場合は、要注意です。
境内に入ったときに
「なんだか、コワイ」と感じたとき、
「なんだか、がら~んとしているな」
と感じる時。
ゾクッとするとき。
「本当に、これで神様いらっしゃるの?」
と首をかしげるとき。
正しいです。
おそらく、その第六感は。
もしそんな場合は、
お参りをしないで下さい。
なぜかというと、そういう状態のときには、
神様は、そこにはいないからです。
その場合は、
もう一回り広い地域を守っている
神様の所に行って下さい。
地域の一宮、二宮、三宮としての
神社がありますから、
そちらにお参りするようにします。
でも「私は、そんなに
感性が良い方ではないから、
そんなことを言われても分からない」
という方は、
次のことを目安にして下さい。
境内やお社が、
いつお掃除したのかわからないほど、
荒れ果てている。
空気が淀んでいる、
神主さんがいない、
地元の人も
ほとんど足を踏み入れない
などの場合です。
神主さんがいない神社は、
今、全国にたくさんあります。
しかし自治会などの方が交代で、
お掃除をしたりして、
境内に清々しい空気が
漂っているところならば
大丈夫でしょう。
「神様を締め出した」
というと聞こえが悪いですが、
せっかく神様をそこにお呼びしたのに、
地元の土地を守る神様が、
降りてこられないところに
なっているかもしれません。
地元に、もういちど
神様を呼び戻す方法は、またの機会に。