「この判断で、よかったか」と自らに問う時
「この判断でよかったか」
「この決断は、正しかっただろうか」
責任ある立場の人は、
いつも自分にそう問いかけているでしょう。
そして一人で考え、自らに問う時には、
側近の人にも、家族にも言えないことも
あるはずですね。
ある方から、こんなお話を伺いました。
経営者は、自分の判断がこれでよかったか
これで正しいだろうかと
常に、自らに問いかけています。
自分のまわりにいかにたくさんの人がいようとも、
それを理解してくれる人はいない。
それを理解してもらえるのは、
自分を支えてくれるまわりの人ではなく、
皮肉なことに、敵方の大将
もっとも手強い人だったりするのですよね。
だから経営者は、本当の意味で
神仏を頼るのだと思います。
「自分の判断は、
これでよかったのでしょうか」
自分には、その答えは聞こえません。
でも問いかけずにいられないのです。
それを問える大きな存在として
あるいは、許しを請うといっても
いいかもしれません。
どんなに知恵を絞り尽くし、
最善を尽くしたつもりでも、
神の目にはとうてい及ばないからです。
経営でも、人生でも判断を誤りたくない。
だから心の迷いを吹っ切って、
心静かに神の前に立つのです。