親子の関係をやり直すためのヒント その1
前話では、
「子供の小さいときに
時間を巻き戻すことは出来ないけれど、
親子の絆を蘇らせることは出来る」
でした。
今日はその方法、ヒントについてです。
今、喧嘩をするほどではなくても、
親子の中が、なんとなく気まずい、
ということはありますね。
今まで仕事に没頭してきた人ほど
気がついたら、子供とまったく疎遠に
なっていた。
同じ家にいても、
子供がまったく近寄ってこない。
そんな状態になっていることが
少なくありません。
そんな場合には、
どちらかが歩み寄らなければ
なりませんが・・・
あなたは、子供の方から
甘えてきて欲しい、歩み寄って欲しい
と考えていませんか?
でもそれでは順序が違うのです。
「親の方から、子供に歩み寄れ
というのですか?」
いいえ、違います。
その前にあなたが歩み寄る相手は、
別にいます。
それはあなたの親、あるいは先祖です。
あなたが自分の子供に、
心と時間をほとんどかけられなかった
という程多忙な人生を過ごしてきた
からには、
親とは、もっと疎遠になっていませんか?
親に、寂しい思いをさせてはいませんか?
それは今のあなたの寂しさ以上
かもしれません。
ですからまずは、あなたの方から
あなたの親に歩み寄って下さい。
あなたから
「しばらく連絡しなかったけれど、
元気?」
「こんどメシでも、食べないか?」
と声をかければ、
親はそれまでの寂しさを
すべて飲み込んで、
喜んでくれるでしょう。
一番よいのは、誕生日。
(誕生日には、特別の意味があります。
それはまたの機会に)
でも親の誕生日が近い人を除いては、
なるべく早くに、何らかの理由をつけて
アクションを起こしてみて下さい。
もし親が旅立っていらしたら、
お仏壇やお墓などで、手を合わせて
下さい。
もう何年も、そんな時間を持つことを
忘れていたかもしれませんね。