第八十六話 春のお彼岸、「入り花を折るな」の意味
今日から、春のお彼岸です。 お墓参りの季節ですね。 お彼岸の時には「入り花を折るな」 という言い伝えがあります。 これはお彼岸になってから、 慌ててお墓の掃除をするのではなく、 前日までに花を供えて待つ程の 心がけが望ましいと言うことです。
しかし今は、遠方にお墓があるなど 色々な事情があります。 ですから当日でも大丈夫です。 大事なことは、先祖、故人に対する心。 共に過ごしてきた懐かしい人だけでなく、 顔も見たこともない方もいるでしょう。 だから「○○家先祖代々」の方の御霊が そこにいる
(遺骨そのものは、
祖父母、両親・・だったとしても)
と思って、手を合わされたらよいのです。
自分の前に生きていた大勢の方があって、
今の自分がいる。
そうした感謝の心を添えて、
故人と心ふれあう時としたいものですね。
春のお彼岸、今年は3月23日までです。
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