第五十一話 お正月の「一夜飾り」はなぜダメか その1

大晦日に門松やしめ縄を飾る

「一夜飾り」はよくないと

昔からいわれています。

その理由は

「お正月の神様をお迎えするのに、

たった一夜では誠意にかける」とか

「一夜で急いで準備を行う

葬儀を連想させる」など、

いろいろな説があります。 さらに十二月三十日は

「旧暦では大晦日とされるために、

一夜飾りと同じ意味になる」、

二十九日は「苦に通ずる」とも。

やはり新しい年を迎える時に「縁起が悪い」 ことはしたくありませんよね。 それでは一体いつ飾ればよいのでしょうか。

私は二十八日までか、遅くとも三十日に 飾ることをおすすめしています。 これには新しい年の歳神様が

来られる日にちが関係しています。

歳神様は毎年交代しますが、

新しい年の歳神様は

三十一日の早朝にいらっしゃるからです。

その時に玄関、あるいは門に、

松飾りがないと「この家の者は

私を迎える意思がないのだな」と

中へは入らず、お帰りになってしまうといわれています。

三十一日の昼、あるいは夜に飾っても間に合わないのです。 歳神様はその年の福の神様ともいわれます。

ぜひ三十日までに松飾りを用意して、

新しい年の福をお招きして下さい。