第四十六話 新しい年の準備、しめ縄の選び方
今日は、しめ縄の選び方です。
年末になって出店やスーパーなどで、松飾りやしめ縄が売り出されます。 ただ・・これらのほとんどは外国製。 国産のしめ縄は、年末になると余り出回っていません。
しめ縄で一番おすすめなのは、 (1)国産で、中まで青わらで作られている物。
(2)次に芯まで藁で出来ているけれど、青わらは表面だけのもの。 国産と外国産があります。
(3)そして外国産の青わらで中がわらに見せかけたストローのようなもの、あるいはプラスチックの芯。これが実は一番多いです。 私もそれを知らずに年末に何件もの出店、花屋さん、スーパー等を探し回ったことがあります。
年末はそれでなくても慌ただしいので、
今では十一月中に、しめ縄の専門店に「国産、中まで青わらで」と指定して注文しています。 年末に探すと、(1)を探すのはむずかしいかもしれません。(ほとんど無理です)
でも国産でしたらネットで探すか、お近くのトビさんなどで、しめ縄や門松を作っているところがあったら、ご相談してみて下さい。 お店で買う場合は、出来るだけ芯までわらで出来ている物を探します。
見方は、しめ縄の太い方から見て、「中までわらが詰まっているか」と確認して下さい。

なぜこんなにこだわるかというと、
しめ縄は神様の結界(この先は神様の世界)を表すからです。
しめ縄から先は、神様の清々しい領域。
それを確保するという意味があります。
たとえ幅九十(百二十)センチ×奥行き三十(四十五)センチの範囲でも、
そこは神様の領域になります。 そのしめ縄が、混ざり物やごまかしが入っていたら、本当に神様の領域になるのでしょうか。
だからこだわるのです。