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第四十四話 的中率99%の易、その人はなぜコンピュータ占いを断ったのか?

一子相伝の特殊な易をする人の話です。

その的中率は、なんと99%。

だから大企業の社長さんも内密に易を受けに来られ

また企業からも、

「易をコンピューターに入れて、たくさんの方がその易を受けられるようにしたい」

という申し出が幾つも来ていました。

しかしその方は、何度依頼を受けても

お断りをしていた。

それはこんな理由からです。

「私の易は、確かに99%の確率で当たります。しかし大切な事は、その易を受けたい方が“何のために受けに来るか”なのです。

99%当たっても、それが遊び半分の人やちょっとお試しという軽い気持ちでする人の時では、

わずか1%と言うけれど、

その人が人生をかけるような大事なことを占って欲しいときに外れたら、その人の人生にとって大変な事になる。

だから私は、相手に直接会ってでないと易を出さないのです。

その時に相手の目の色、

発している気を見て、それを加えて判断しないと、正確な答えは出せないからです。

しかしそれらはコンピューターには入れられない。だからお断りするのです。」

というお話しでした。

「えっ?ということは、相手に会えば100%?」

とびっくりしたことを覚えています。

でも大事なのは、どんなにいい条件が整っても易で見たら高い確立で成功するよ、やりなさいという時でも、

本人のその時の気持ち、発している気が足りないときには、どんなに大きなチャンスが巡ってきていても、それを活かすことが出来ないということ。

チャンスを活かせる人は目の輝きに結果が出ている。

発しているその人の気に出ている。

「気」を読める人は少なくても、目の輝きならば、チェック出来る。

これは毎朝、鏡でチェックしてもいいですね。

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