第三十七話 芒種で破る「殻」とは
こんにちは、藤原美津子です。 気温を見たら、27度! 早くも初夏ですね。衣替えが間にあいません。 暦は、もう「立夏」を過ぎていますから、「夏」を感じるのに不思議はないのですが・・ 前回の36話では、二十四節気の「芒種の時には、自分自身の殻を破る機会がある」と、お伝えしたのですが、何人か「自分自身の殻=閉じこもっている」と受け取られて、「私は、あまり殻を破りたいという感覚はないのですが」「そんなに心を閉じていないし、割とのびのびとしているつもりですが」等の連絡を頂きました。ひょっとしたら、あなたもそんな感想をお持ちだったでしょうか? 芒種で破る「殻」とは、あなたが中に秘めている「素質」それをおおっている「殻」のことです。植物の種が発芽する、そのイメージで捉えて下さい。どんなに素晴らしい素質も、殻を破らないと芽が出ませんね。

植物の種は、あんなに小さな種の中に、大木になる素質、美しい花が咲くもの、実がなるものなどが、命の設計図のように書き込まれています。 今は小さな種でも、無限の可能性を秘めているといってもいいですね。人も同じです。ですがそれが発動するためには、まず殻を破って発芽することが必要です。 どんなに素晴らしい素質も、芽を出さなければ誰からも振り向かれないかもしれません。その中の良さがわからないのですから。 ほとんどの方が、「自分が本来持っている能力の数万分の一も使っていない」と言われています。 もしあなたがその殻を破ることが出来たら今までにない力や発想が出てくるはずです。その為に殻を破るのです。 前話と合わせて読んでみて下さい。 「第三十六話 自分の殻を破りたい人へのヒント 小満・芒種」