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第三十五話 結婚などで頂いた、のし袋はどうしていますか?

  • 藤原 美津子
  • 2015年4月22日
  • 読了時間: 2分

結婚式の時にお祝いで頂いた「のし袋」を捨てにくいという方、多いのではないでしょうか。大事に芳名帳などと一緒の箱にしまっておいたり・・それは、なぜでしょうか。 日本では、お祝いの時など「お金を出す」という言い方をせず、「お金を包む」と言いますね。それはお金と共に、お祝いの気持ちを込めて、のし袋に包むからです。友達や親戚の皆さんの祝福の心・・・「どうぞお幸せに」という思いがそこに包まれている、それは捨てにくいですね。 ですから、箱などに入れて何年も大事に取っておいても、かまわないと思います。もし処分するときには、そのままゴミとしてバサッと捨てたりしないで、「ありがとう、皆さんのお祝いの気持ち大事にします」とのし袋に向かって言ってから、お焚き上げした方がよいでしょう。

お焚き上げとは、たき火のようにして火で燃やすこと。これは家の庭などで行っても大丈夫です。小型の焼却器も売っています。 ただ、風の強い日やマンションや家が建て込んだところでは、お焚き上げを火事と間違われて通報されたり、騒ぎになってしまいますので、他のゴミとは別の袋に入れて出すとよいでしょう。 ゴミの収集車の中では一緒になってしまいますが、別の袋で感謝と共に送り出す、込められた真心に対しては、そんな気持ちが欲しいですね。 確かに「幸せな結婚生活がずっと続きますように・・・」という思いが込められた「のし袋」は捨てにくいですね。 結婚生活を解消して離婚した人でも、のし袋を見て「あの時お祝いしていただいたのに」と当時のことを思い出し、切なくなることもあるそうですが、そういう時こそ思い切って「ありがとうございました。新しい生活でも頑張ります。」と気持ちを切り替えて処分されたらいかがでしょうか? 不思議と、同じのし袋でも葬儀や法事で受け取った「御霊前」「ご仏前」ののし袋は、時期が来るとそっと捨てることが出来る様です。それはお包み下さる気持ちが、亡くなった方とのお別れや偲ぶ心を添えるものだから。 これは日本人の以心伝心・・・言葉で言わなくてもお包みする心を無意識で受け取っているからなのですね。

 
 
 

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