第八話 あなたにとって、一番なじみが深い神社とは

あなたにとって、一番なじみが深い神社というと、どこが思い浮かびますか? 本当は、産土の神様の神社(今、あなたが住んでいる土地を守ってくれている神様)なのですが、ほとんどの方が、子供の頃近くにあった神社と答えるのではないでしょうか。 それはなぜでしょうか。赤ちゃんが生まれると、産まれてから約ひと月後に「初宮参り」をします。その後、一度も転居せずにずっと同じ土地に住んでいる人はいいのですが、大抵何度か引っ越しをして、今の住まいにとなっていませんか。 たとえば進学や就職などで家を離れる、転勤で住まいを変わる、結婚の時に、あるいは子供の成長に合わせて家を建てたなど、気がつけば何度も引っ越しを繰り返している人が多いでしょう。 ところで初宮参りをした神社に、はじめて引っ越しをするときに、「今まで、ありがとうございました。いつから、○○に引っ越すことになりました。どうぞよろしくお願い致します」と、ご挨拶をしてから、引っ越しをしていたでしょうか。 ほとんどの人は、NOですね。つまり、産土の神様は、赤ちゃんの時に初宮参りをしたところのまま。つまり神様に、転居届を出していないということになります。 でもこれは知らなくても、無理もないのです。日本人は、その根底が農耕民族ですから、その土地に定着をして、土地と共に過ごす、同じ土地で一生を送るという暮らし方が、かつては自然でした。 だから産まれた土地の神様に親しみ、村の鎮守様という繋がりが、年一度の村祭りや七五三、結婚式、そして家を建てるときの地鎮祭の時など、産土の神様と深い絆で結ばれていました。 しかし今は、何度も住まいを代わる方が多いのですから、そうした中でも神様とのご縁を切らずに過ごせるには、どうしたらいいかといった事が必要になってきます。

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