第七話 雛人形は、いつ頃から出して、いつ片付けたらいいですか。(質問に答えて)

「雛人形は、雛祭りの日が終わったら、 すぐにしまわないとお嫁に行くのが遅くなる」 等と言われていますね。 三月三日の雛祭りが終わったら、 いつまでも飾っておかないで、 早く片付けないと、娘もなかなか 片付かないよ (昔は、娘がお嫁に行くことを 片付くという言い方をしている人 がいました) という意味合いで 使われたのかもしれませんが、 これは、儀式が終わった後は、 速やかに片付けて、 普段の生活に戻ることの大事さを 伝えているのでしょう。 日本には、「晴れの日」と「普段の日」 というけじめがあって、 「晴れの日」は、大いに祝い、 楽しみますが、 「普段の日」には、大地に足を付けて 堅実に生活する、まじめに働くと 言ってもいいかもしれませんが、 そんな区切りを大切にしてきました。 雛祭りも、女の子の幸せを祈る 一つの儀式といえます。 娘が将来、赤い糸で結ばれた 良いご縁の相手と出会い、 結婚出来るようにと祈るお祭りであり、 アルコールの入っていない白酒を飲むのは、 結婚式での三三九度の予行演習だからです。 では、雛人形は、 いつ頃から出したら良いのでしょうか。 今日は、二十四節気の雨水ですが、 この雨水には、全てのものを天の恵みで 清らかにして、次の芽吹き息吹を待つ という意味あいがあります。 「あ」は「天」を表し、 「め」は「恵み」という意味もあります。 ですから雨水の後、 清らかな天の恵みを受けた後で、 雛人形を出すのもいいですね。 あるいはその少し前に出しても いいかもしれません。 女の子も、 やがて女性に成長していきますが、 美しく花開く人生となるように、 女性としての芽吹き・息吹を待つ、 そんな祈りを込めてほしいもの。 何日に雛人形を出さなければならない という決まりはありませんが、 出すときにそんな祈りの心を添えながら 出してあげたらいいでしょう。

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