第二話 お正月の鏡餅を置く床の間がないときには、どうしたらよいですか。(質問に答えて)
お正月に飾る「鏡餅」の中には、元旦から二十日の間、日の神様と月の神様が、たくさんの力が入るといわれています。そして翌日の二十一日に鏡開きをして、一家の長がその力を頂くのです。
床の間が一番良いのですが、無い場合には家の中で、神様をお迎えするのに相応しい場所はどこかと探してみて下さい。鏡餅の中に、神様からのお力を込めて頂くのですから、清潔で、明るく、そして出来ればあまり騒がしくないところがよいでしょう。そして少なくとも二十日間は、動かさないで置いておける場所がよいです。 たとえば神棚の下や壁の前に机を置いて、そこに置く方や、中には出窓に飾る方もいらっしゃいます。三方がある場合は、三方の上に、無い場合には机などの上に、共に白い紙を敷いてその上に置きましょう。最近は、鏡餅を求めると紙で作られた三方や鏡餅の下に敷く紙などがセットになっているものもあります。